2017年9月11日

坊っちゃんの人間性

先週からおとといにかけて、私は夏目漱石の「坊っちゃん」を久しぶりに読みました。
東京生まれの坊っちゃんは物理学校を卒業後、四国の中学校(旧制中学校)に数学教師として赴任しますが、教頭であるくせ者の赤シャツなどに反発し、結局中学校を辞めてしまいます。
坊っちゃんは江戸っ子でけんかっ早く、親譲りの無鉄砲ですが、真っ直ぐで、道理の通らないことは許さない人です。そして口下手なところがありますが、人の気持ちを理解できる優しさを持っています。

中学校では教頭の赤シャツを最初から気にくわないと思っていて、うらなり君の一件で、同じ数学教師の山嵐と一緒に懲らしめてやりました。赤シャツのうらなり君に対する汚いやり方が目に余ったのです。
懲らしめたことは、道理の通らないことは許さないという坊っちゃんの性格によるものです。
私は坊っちゃんのように悪を懲らしめるようなことはできませんが、その性格に共感できるところがあります。

もし、世の中の人が坊っちゃんのように真っ直ぐで悪を許さない優しい心を持っていたら、世の中はもっとクリーンで暮らしやすくなるでしょう。
ただ、世渡りはどうしても下手になりますが、けんかっ早いところを抜きにすれば、坊っちゃんの人間性は社会の中で暮らす上で基本的なものになると思います。